DIAMOND HFV5

DIAMOND HFV5

DIAMOND の HFV5 を購入した。HF の 40/20/15/10/6m の 5 バンドに対応している短縮 V 型のダイポールアンテナで、先端が 5 つのコイル付きの短縮エレメントになっている特徴的な形をしている。5 バンドに対応しているので調整が大変だ。組み立ては、分厚いアルミのベース部分に広帯域バランの BU-55 と丸いエレメント受けを取り付ける。先端の短縮エレメントをバンド毎のコイルに取り付け、さらに茸の形をしたエレメント受けに5本分の先端エレメントをネジ込んで取り付けておく。ベースをマストに取り付けてからエレメントをエレメント受けに挿し込んでネジ止めして完了。ここからの調整が大変だ。アンテナアナライザを接続し 40m から順に SWR を詰めていく。SWR を落すのは先端の短縮エレメントの先のアルミ棒の長さで調整する。40m が一番狭く CW 帯で 1.1 まで落すが、20m は 2 から下らない。しかたないので次の 15m を 1.1 まで落す、10m、6m と短かくなるにつれ帯域が広くなり簡単に 1.1 に調整できた。しかし、20m を再度調整するのだが SWR が 2.0 から下らない。伸ばしたり縮めたりといろいろやってみたのだが 2.0 からは下らないのでしかたないのであきらめた。やはり 5 バンドも対応させるとなると難しいのか。さてアンテナをリグに接続して 40m をワッチをしてみる。併せて設置してある VCH アンテナと比べるとノイズは少いが S が1つ落ちるか落ちないくらいの差で聞こえてくる。若干ノイズが多いものの長さ的に有利な VCH の方に分があるようだ。40m だけあって聞こえてくる局も多かったのでコールしてみると 599 をもらった。20m はそこそこ聞こえて何局かをコールしたところこちらも 599 で交信できた。それ以外 15m、10m は聞こえてくる局がなくどの程度なのか判断ができなかった。6m は1局聞こえてきて 598 くらい、なぜかトーンがふらつく感じがあり安定していなかった。こちらのリグが悪いのだろうか。それにしてもこの 1 本のアンテナで 5 バンドも出ることができるのでとても便利だ。