Elecraft K1 製作 2 / パーツチェック

Elecraft K1

Elecraft K1 のパーツチェックを行った。骨の折れる作業だが、もっとも入念にしなければならない工程だ。まずはパーツ数が一番多い K1 から着手。マニュアルを見ると K1 本体のパーツリストは、組み立てる基板や機能単位に分けて記述された表になっており、いくつかのパーツは写真つきで載っていて形が判別しやすい。大きさや色についても詳細に説明されているのでほとんどが判別できる。パーツ自体も機能単位にピンクの小袋に小分けされているので区分けもしやすい。小袋にはそれぞれ検品した担当者の名前が入っている。パーツの仕分けは思い思いのやり方があると思うのだが、普段から医療用の紙テープに抵抗やコンデンサの足を貼り付けて、紙テープにパーツ番号を振っておくやり方をとっている。特に K1 の製作は数日に渡るので、作る度に袋から出し入れする必要があるので、テープ付けて選別したパーツは種類毎にビニールの小袋に分けて入れておく。K1 の RF ボード部分に取り付ける抵抗はラダー状にテープに貼り付けてあり、しかもこれが製作過程で登場する順に並んでいるという親切このうえないやさしさだ。K1-4, K1BKLTKIT-X, KAT1, KNB1, KBT1 の全てのパーツを確認した。いくつかポイントがあったのでメモしておく。K1 では、C65:E530017 のコンデンサのラベルは 220J 、D2, D15:E560004 はガラスの青色のダイオード、Q6:E580007 は C2166、パック抵抗 RP6:E510009 は 4306R-102LF-273 で、他の RP とは形状が唯一異るプラスチックボディだった。RF ボート向けのラダー状にテープ止めされている抵抗の列び順は、R23, 7, 21, 13, 2, 16, 17, 18, 14, 1, 19, 20, 9, 26, 34, 3, 15, 5, 6, 27, 39, 4, 35, 10, 11, 22, 12, 24, 38, 28, 29, 30, 33, 25, 31, 32, 36, 37 となっている。同じ値の抵抗もあるが、この製作ではこの順に登場する。KFL1-4 では、コンデンサの値が or で注釈となってどれかの値のものが入ってる。確認したら C9=2.2pF, CJ=2.7oF, C10=CK=4.7pF となっていた。KNB1, K1BKLTKIT-X はパーツ自体が少ないのですんなりと進んだ。KAT1 のチェックで問題発生。何度見てもコンデンサが2つ足りない。袋の中や箱の中をチェックしたが外に出ているものは何もない。欠品だ。Elecraft さん、確認不足だよと思わず口に出てしまった。