Elecraft K1 製作 4 / 工具準備

Elecraft K1

Elecraft K1 の製作に取りかかる前に工具を準備した。K1 に付属している工具は、緑のプラスチックで両端がマイナス状になったプラスチックドライバと二種類のレンチ。プラスチックドライバは、フィルタボード等にあるトリマの調整で使用する。二種類のレンチはフロントパネルの VFO、AF、RITのノブの取り付けに使用する。自前で用意したのは、先端部分に部品飛しバネのついたニッパ、ラジオペンチ、サンドペーパー、プラスドライバ、便利なワイヤーストリッパー。バックライトキットの台紙やスピーカー穴の網を切るためのカッターとハサミも必要。鉛筆はマニュアルに進捗状況のチェックマークやメモ書きするために必要。はんだごては 20W でこて先は細いもの。はんだは線径が 1mm と 0.8mm が手元にあったが、細めの 0.8mm にした。はんだ量は千石で 200 円くらいで売っている小さなプラスチックの丸筒に巻かれて入っている 4m ものでは K1, KFL1-4 までなら足りるが、KAT1、KNB1、KBT1 まで作るには少し足りない。100g 600 円くらいのリール巻きがあれば十分だ。ルーペも必要。はんだづけした部分にしっかりはんだが付いているか都度チェックするためにルーペでのチェックは必要不可欠。工程の中にも Visual Inspection の作業が各所にある。この工程毎のチェックを怠ると動かない時に被疑部分を探すのがたいへんだ。よってはんだづけが済んだ箇所はその都度でルーペで再確認していく。測定器はデジタルマルチメータ (DMM) が必須。アナログはダメ。DMM では抵抗値や電圧を各所で測る。DMM は以前に秋月で買った 800 円くらいのがあるので問題なし。念のため新品の電池に交換しておいた。静電気逃しのリストバンドもあると安心。MPU 等 IC を扱う時に身体の静電気を逃せとマニュアルにあるので、都度どこか金属に触ればよいが、面倒なので製作中は常にリストに付けておくのがいい。組み立て前の部品を置いたり挿しておくための大きめの ESD フォームもあると便利。静電気対策されているので、製作の都度にそのステップで取り付けるパーツを一時的に挿しておくと作業が進めやすい。出力調整でダミーロード、10W 以下の測定ができる電力計が必要。周波数の調整は専用の発振器や測定器があればいいが、手持ちの FT-817 で対応可能だ。