Elecraft K1 製作 5 / Filter Board KFL1-4

Elecraft K1

Elecraft K1 の Four-Band Filter Board KFL1-4 の製作をした。K1 のマニュアルを見ると、K1 の説明や保証、仕様、組み立ての概要、準備する工具、ハンダづけの注意事項などが記載されている。そしていよいよ Capter 4 から実際の製作が始まる。K1 のマニュアルは two-band の説明なので、KFL1-4 に付属しているマニュアルを見ながら製作を始める。まずは先に赤ペンを入れた ERRATA の記述の再チェックと、パーツを再チェックして分類し問題ないことを確認。製作前に K1 のスペックを決める部分がある。VFO Range を 80kHz と 150kHz のどちらか1つを選択し、バンドを 17m か 15m のどちらか1つを選択する必要がある。悩んだ末 VFO Range は 80kHz に、バンドは 17m を選択した。マニュアルには、コンテストは 15m だよ、17m は無いよ、それでいいのかな、と注意書きがある。とはいっても、17m か 15m は水晶をつけ換えて調整すれば変更がでるので、あまり気にすることはないようだ。製作開始。手はじめに抵抗をつけてから、トリマコンデンサ、リレー、コンデンサ、RFチョーク、水晶、GND線の順にとひたすらもくもくとハンダづけ。そして K1 では避けて通れないコアへのコイル巻きだ。赤と緑のワイヤはかなり長く用意されているので、それぞれのコアに巻く長さはマニュアルに記載のある長さより多少短かくても問題ない。実際巻いてみると 3〜5cm くらい長めになっているのがわかる。また全体としてワイヤはかなり余るので安心できる。指定された長さに切ったワイヤを指定された回数分コアに巻く。巻数はワイヤがコアの内側を通っている回数を数えるのがポイントだ。少なくとも2回はカウントして巻数のミスが無いかチェックが必要だ。T1/T2 は緑のワイヤも一緒に巻くが、図面の通りにワイヤを出せば大丈夫だ。PCB の該当箇所に仮り入れしてみて、ワイヤの位置が間違ってないことを確認。ワイヤの皮膜をはがす手順として、ハンダで溶かしてはがす手順が載っていて試してみたが、いまいちうまくできなかったのでサンドペーパーではがした。手元のサンドペーパーは番手が #1000 しかなく、はがすのに少し時間がかかった。まずラジオペンチの先のギザギザで何回かガリガリと皮膜にキズを付けてからサンドペーパーをかけると割と早くはがすことができた。はがした部分にハンダメッキしてテスタで導通を確認しておく。念のため PCB につける前に再度巻数を確認する。最後 J2 には KAT1 を取り付けるまでの間、一時的にジャンパしておく。最初のテストでは、DMM で各ポイントの抵抗値を測ってチェックする。P1 3-4、P2 2-4、P3 1-3、P3 8-6 が >100k、>10k とあるが全て ∞ だった。U1 ピンのチェックはほぼマニュアル通りとなった。KFL1-4 の Initial Test は K1 本体の組み立ての後半で行うことになるのでひとまず完了だ。