Elecraft K1 製作 11 / Alignment and Test, Part I その 2

Elecraft K1

Elecraft K1 の RF Board Test, Part I の続きを行った。VFO のアライメントを行うためにまたコイル巻きがある。今回は黄色のコアにひたすら 33T ワイヤを巻く。いままでのコイルで一番多くワイヤを巻いた。できたコイルは上下にナイロンワッシャではさみ付けて、ナイロンネジで PCB に取り付け。あまり強く締めないほうがよいようだ。Range 調整では、付属の緑棒でコアの巻線を開いたり閉じたりしてLCD に表示される値が 95 くらいになるように調整。この時、赤ワイヤがそこそこ均等間隔になるように、付属の緑の棒でチョイチョイと触りながら調整する。しかし、固定するためにナイロンネジをぎゅっと締めると少し値が変化するので、その分の遊びを見てチョイチョイと間隔を調整しておく。次に BAND ボタンにバンドを割り当てを行う。40m、30m、20m、17m の順とした。受信感度調整は、KFL1-4 ボードで各バンド毎行うが、最初は 30m から始めろとある。アンテナを接続してもいいが、無くてもノイズが大きく聴こえるように製作で大活躍している緑の棒でトリマを回せばいい。7MHz だとガンガン聴こえてくるので、かえってアンテナを接続しないほうが調整しやすいかもしれない。フィルタも 800Hz、400Hz そして 250Hz と 3 段階に切り替えてみたが問題は無さそうだ。アンテナを接続して 40m をワッチすると S メータも振れているので問題ない。フィルタを切り替えると途端に静かになり信号だけが聞こえるようになる。しかし、VFO を回して強い局が聞こえると、いきなりイヤホンから大きな音が出てきてビックリ。イヤホンを外し、イヤホンジャックに手持ち外部 SP を接続するとコーンがビビるくらいの大音量で割れるような音だ。これでは耳が壊れる。AGC の問題らしくググると幾つか記事が出てくる。今回の製作でも参考にさせてもらっている OM のサイトのElecraft K1 AGC 改善の記事を参照すると、対策として RF Board のケミコンを 2 つ変更するとのこと。あいにく手持ちになかったので今度アキバに行く時に忘れずに買ってくることにしよう。さて最後にこの時点での K1 の消費電流を測ってみたところ 66.1mA だった。マニュアルには 55mA とあるが、バックライトを明めにしたので少し多めに流れているのだろう。バックライト単独で ON/OFF のスイッチを付けられればいいが、小さい筐体なのでそうもいかない。この時点で受信機として使える状態になった。ひとまずテストパート I が終った。