Elecraft K3 組立続き

Elecraft K3

Elecraft K3 を引き続き組立てた。まずはスモークテストだ。そのためには K3 用の電源ケーブルを作る。そういえば電源ケーブルの作成マニュアルは Elecraft の Web サイトには置いてないようだがたった一枚の紙だ。日本では見かけない端子の形状だ。作るのは簡単でケーブルを小さな端子に圧着してからコネクタに差し込めば完成。電源側は手持ちの圧着端子を圧着して完成。ケーブルを K3 と電源に接続して電源を入れてみる。ガチャっと音がしてディスプレイに光りが灯った。煙は出てないようなのでひとまず大丈夫だ、よかった。オプションの 1ppm TCXO にしたので標準の TCXO はついてない。これを結束バンドでボードに止めて RF ボードに挿し込む。次に新しくアルミパネルでカバーされたシンセサイザーボードを挿し、TCXO と RF ボードとケーブルで接続。上ぶたにスピーカを付け、RF ボード上に KPA3 用のシールドを取り付ける。裏ぶたに足を付けるのだが、ちょっと力を入れてブタの鼻でネジ止めする。ノイズブランカーを挿して電池をソケットに入れる。KPBF3 ボードをソケットに挿すのだが、ソケットが全く見えないので KPA3 のシールドと並行させたところ問題なく挿さった。KPA3 は後でインストールするこにしたのでまずは LPA 用のジャンパを挿し LPA のファイナルに絶縁シールを貼って裏ぶたを付ける。K1 の時は貼るのを忘れて失敗しているので今回はしっかり貼った。スピーカケーブルを挿して上ぶたを閉じる。ここまで一度もハンダをする箇所が無く、使った工具はものさし、ドライバ、カッター、ニッパ、圧着工具くらいだろうか。ひとまず完成。次はテストと調整。フィルタのコンフィグレーションは先にメモした値を順々に入力する。送信調整するために Mac 用のユーティリティを Elecraft の Web サイトから取得、ダミーロードを接続して実行した。コンフィグメニューから KBPF3、KAT3 をイネーブルにして完成。早速アンテナを接続して 40m を聴いてみる。ちょっと高音がうるさめなので AF の Hi 側を少しカットしたらかなり聴きやすくなった。スピーカも内蔵から自作の外付けスピーカに切り替えたらさらによくなった。フィルタのツマミを回すと、段階的に狭くなっていくのがよくわかり目的の信号が絞られていく感じがする。400Hz から 250Hz に切り替わるのも問題無い。フィルタをいろいろグリグリしてみたが IC-7400 の DSP と比べるとかなり聴きやすい印象を持った。しばらく 40m や 30m を聴いてみたが、いいかんじだ。