Elecraft KX1 製作 / Assembly - Part I

Elecraft KX1

Elecraft KX1 の製作を開始した。マニュアルの冒頭にはいつものように保証や仕様やパーツの見かたハンダづけの注意事項等の記述がある。そして Assembly Part I が始まるが最初は表示制御部とオーディオ部の製作だ。いつものように抵抗の丁寧な取り付け説明から始まり、ダイオード、ソケット、コンデンサと続く。C39, C31, C30 のコンデンサは取り付け後に寝かす必要があるので足を 1mm くらい長めにはんだづけする。ケミコンは高さがあるので基板との間に隙間が無いように片足をハンダづけした後に、再度ケミコンを基板に押しながらはんだを直してピッタリくっつける。念のため基板からケミコン上部までが 7.9mm 以下になっているか確認する。少しでも隙間があると NG だ。次に水晶を付けるがこれもケミコンと同様に基板との隙間が無いようにするがハンダの付け過ぎに注意する。白色 LED は根本から折り曲げて一旦基板にセッティングして角度とLED の頭の出ぐあいを調整してからはんだづけをする。P1 の 2 ピンプラグは向きがあるので間違えないようにマニュアルの後の頁にある写真を見て確認するのがいいだろう。スライドスイッチの取り付けでは基板に垂直に付けないとケースの穴にピタリと合わないので、1つの足だけはんだづけして垂直をよく確認してから残りの足を付けるのがいい。気になったらケースを合わせてみてもいいと思う。レギュレータやトランジスタ等の3本足のパーツの取り付けでは高くならないように気をつけて、足が折れないようにできるだけ基板にぐいぐいと押し込んでからはんだづけする。IC と表示用 3 桁 LED を付け、最後にエンコーダを付けてはんだづけの作業はひとまず終り。
一つのセクションが終るとお決まりの Visual Inspection だ。ダイオードやケミコンの向きの確認そしてはんだづけの再チェックだが、パーツをはんだづけする毎にひとつひとつルーペでハンダの付き方をチェックしていたので問題なくクリア。最後の Resistance Checks では IC ソケットピンとダイオードの抵抗値の測定だ。基板の横にあるネジ穴にテスタのマイナスを接続し、指示がある部分にテスタをあてて測定する。抵抗値は、U1=4.69k, U3=14.67k, U4=14.67k, U8=0, U13=19.95k, U14=19.92k, U16=19.99k, U19=0, U20=4.67k それ以外のピンは ∞ であった。D2, D3 と S1 の On/Off どちらにおいても抵抗値は ∞ となった。チェック結果から全ての項目の抵抗値に問題はなかった。Assembly Part I がひとまず完了だ。