JARL NEWS 春号 VOL.1018

JARL NEWS

一般社団法人日本アマチュア無線連盟の機関紙である JARL NEWS 2013年春号 VOL.1018 が届いていた。いくつか気になる記事があった。まずは、1200MHzの使用が厳しい環境に…という記事で、新たに放送事業用無線局と準天頂衛星による測位業務の無線局の2つの種類の業務用の無線局が1200MHz帯の第一次割当され、第二次割当のアマチュア無線局は妨害を与えないように運用しなければならなくなるとのこと。1200MHzの局はある程度制限しなければならなくなりそうだ。バンドの死活問題に発展しそうな感じ。是非とも JARL にはバンド防衛をお願いしたいものだ。次にアマチュアバンドプラン改定案だ。注目の 7MHz バンドは狭帯域データを 7,045kHz まで広げ、DX との狭帯域データを7,100kHzまで拡張し、Phone は 7,045kHz 以降とし、非常通信周波数は 7,110kHz とする案だ。CW が 7,045kHz まで Phone と重ならないのでいいかもしれない。他のバンドも DX の狭帯域データを広げる案となっておりいい感じだ。P.39 に気になる記事があり、昨年10月末より局免確認を実施し確認できない会員は准員に移行させているとのこと。ある意味、棚卸しをやったようで、こういったことは毎年やって欲しいものだ。さて今号の特集はデジタルモードを始めようという記事。内容は、デジタル変調の説明、各モードの説明そして申請方法についての説明だ。免許の変更申請に関しては、付属装置系統図の例と諸元の例が明記されているので、これからデジタルモードの変更申請する局には参考になるだろう。JARL NEWS でデジタルモードの記事はよく出てくるので JARL Web あたりにまとめて載せればいいと思うのはわたしだけだろうか。さて最後に気になったのは経常費用項目明細表にあったQSL費69百万円だ。アマチュア事業等会計で一番多くの費用でなっており全体の約13%を占めている。QSL 転送は会員によって利用の差が激しいサービスなので、従量制にするのも一つの手だと思うのだが…運用が難しいかもしれない。ともかく会員から集めた費用をもっと青少年育成事業に使って将来会員になる卵を増すようにして欲しいものだ。