KX3 ACC1 Bluetooth

KX3 ACC1 Bluetooth

Elecraft KX3 の ACC1 を Bluetooth 化してみた。KX3 の ACC1 は KXUSB で Mac に接続しているが、KXUSB のケーブルが長いのと、Mac との間で頻繁に抜き差しをしていることもあり、ここはひとつ無線でと思い Bluetooth で接続してみるとこにした。Blutetooth は出来合のスレーブ専用のモジュール EGBT-046S に LED やピンヘッダを追加したブルートゥースモジュール EGBT-046S-P、TTL レベルを RS232 レベルに変換する極小RS232-TTLモジュール MAX232-M、そしてそれらモジュールの Vcc へ 5V を供給するため DC-DC 変換で使用する極小電源モジュール M-78L05 の 3つのモジュールを使用した。大きさは、BT が親指大、MAX232 はその半分、DC-DC はさらに小さく MAX232 の4分の1、小さい。これらのモジュールは aitendo で購入。まずは Bluetooth モジュールのピンヘッダから Vcc を供給して Mac とペアリング。EGBT-046S は型番でわかるようにスレーブ専用なので、Mac のシステム環境設定で Bluetooth をオンにしたところ簡単に検出できた。デバイス名称は HC-06。続いて Bluetooth モジュールに MAX232 を接続し 3.5mm ステレオケーブルを付け KX3 に接続。Mac で Elecraft KX3 Utility を起動し Port タブで Refresh Port List をクリックすると、ポートリストに HC-06 が出てきたので選択。Test Communications をクリックしたところすんなりと KX3 を認識しユーティリティが動作した。BT モジュールの LED ランプが点滅から点灯に変る。試しに Command Test したところ問題なく動作した。最後にDC-DC コンバータに DC ジャック、MAX232 に 3.5mm のジャックを付け完成。しかし、適当なケースが無いのでひとまずモジュールをゴムで止めて仮完成とした。3.5mm プラグの先に DSUB 9ピンを付ければ、もちろん K3 も Bluetooth で制御できる。K3、KX3 の通常のアプリからのオペレーションは Bluetooth で問題ないが、ファームウェアのアップデートは心配なので USB の有線接続が安全かもしれない。DC-DC の入力は 3-30V なので自宅では KX3 に供給している安定化電源から 13.8V を、移動の時は 006P 電池から供給で問題ない。これで KXUSB を接続することなく Mac から K3、KX3 を制御できるようになった。しかもスッキリと。