Elecraft K1 製作 14 / KAT1

Elecraft K1

Elecraft K1 に増設する KAT1 Automatic Antenna Tuner を製作した。KAT1 はパーツが欠品していたが Elecraft からパーツを送ってもらったので準備万端。KAT1 のパーツ自体は少なく、リレー、抵抗、ダイオードコンデンサ等々はあっという間にはんだづけが済んでしまう。あとは面倒なコイル巻きだ。ここまで何度もコイルを作ってくると、少し慣れてきているのですんなりと進む。L1, L2, L3, L4, T1 と順に巻く。ボイントは、T1 の 1T の取り付けで PCB に付けた後に、ワイヤを短かく切って 1 ターン分コアをくぐらせ 5, 6 として通す必要がある。最後に KFL1-4 に挿すためのピンを取り付けて出来上がり。Visual Inspection はルーペではんだの状況を隅々までチェックする、問題なさそうだ。マニュアルでは、KAT1 を K1 に接続するために PCB を加工する手順が載っているが、K1 の RF Board のリビジョンが Rev.D 以下の場合だ。幸い手元の K1 の RF Board は Rev.Er なので加工は必要なくジャンパの切り替えで対応可能だ。そのジャンパは RF Board の背面側アンテナ端子横にありちょっと指が入れづらいが、KAT1 側に挿し直してから KAT1 を取り付ける。KAT1 を KFL1-4 に取り付けると PCB が KFL1-4 の水晶に当ってしまうので、KAT1 付属のスペーサを入れて水晶に当らないようにする。この時、KAT1 のピンが KFL1-4 のコネクタにがっつりとは挿さらず 3/4 ほどが挿さって 1/4 はピンが見える状態になり、ちょっと不安だがこの状態で問題ないようだ。KAT1 を取り付けたので、電源を入れてみる。さすがにこの時点で煙が出たりこげ臭くなることは無かった。マニュアルにある Initial Test を実施、SWR 調整は、KAT1 TP1 に DMM の端子を挿し込んで行う。ひとまず KAT1 まで完成した。