デジタルモード変更申請(届出)

FT-817 Digital mode

現在許可されている無線局の免許にデジタルモードとして RTTY と PSK それから SSTV の装置を付加するために変更申請(届出)をした。調べてみたところ色々な情報があったので、ここはひとつ当局に聞くのがいちばんだと思い総合通信局、いわゆる総通に電話して変更方法を確認した。対応してくれた担当者の方が懇切丁寧に教えてくれた。わたしの免許状は FT-817技適機のみだし出力は 5W なので至極簡単だ。どうも 20W を超えると違うようだ。まずは「アマチュア局変更申請(届出)書」だが、周波数や電波の型式を現わす一括表示コードに変更がないので、「1 指定事項」にはチェックを入れない。「2 送信機」の「(部分)変更」にチェック、「3 附属装置」の「付設」にチェックをするのみ。次に無線局事項書及び工事設計書だが、無線局事項書には変更がないので前回申請した内容のままとし、「14 変更す欄の番号」の「16」にのみチェックを入れる。そして裏面の「16 工事設計書」の「送信機」の欄は、FT-817 の説明書を見ながら記入が必要だ。まず「変更の種別」の「変更」にチェックを入れる。「技術基準適合証明番号」には技適番号の「KN294」。「発射可能な電波の型式及び周波数の範囲」は、かなり面倒だ。電波型式に対応した周波数帯を記載しなければならない。RTTY は F1B、PSK31 は G1B、SSTV は F3F なので、FT-817 の説明書の記述を参考に新たな電波の型式を追加して記載した。注意ポイントとして 3.8M の記述だ。免許されているのが一括表示コードで「3HD」なので、デジタルの F1B、G1B を含んでいないことだ。F3F は含までれているので記載することができる。今回は、電波の型式の変更は申請せず「3HD」ままなので 3.8MHz には F1B、G1B を記載していない。なお 3.8M に F1B、G1B を追加するには「13 電波の型式並びに希望する周波数及び空中線電力」の3.8M に個別に F1B と G1B を追記する必要があり、また免許状に変更が必要なので届出ではなく申請扱いになり変更申請書の指定事項の電波の型式にチェックが必要になる。そして残りの「変調方式」「終段管」「定格出力」を説明書の通りに記載した。そして忘れないように「添付図面」にチェックを入れる。「送信空中線の型式」は空欄、「周波数測定装置の有無」はチェック無しだ。「その他の工事設計」はチェックを入れておく。添付図面として「送信機系統図」「附属装置の諸元内容等」を一枚の用紙に記載する。「送信機系統図」はマイクとパーソナルコンピュータ変調装置をスイッチするように記述。附属装置の諸元内容は、RTTY、PSK31、SSTV についてぞれぞれ記載する。さて総通の担当者の方から免許状には変更がないので届出という扱いになり、免許状は発行されないので返信用封筒は同封しなくてよいと言われた。どうしても届出の受領の確認が必要ならばハガキに自分の住所を書いて同封すれば、そのハガキを返信してくれるとのことだ。そして最も肝心なことを確認した。変更申請なら許可されてから運用となるのだが、今回は届出になるので気になるところだ。総通の担当者の方曰く届出なので届出すれば運用してよいとの見解を示してくれた。ということで、晴れてデジタルモードおよび SSTV の運用が可能となった。Mac では cocoaModem というアプリケーションで RTTY と PSK31 の運用ができるようなのでワッチしてみる予定だ。ところで SSTV は Mac でできるのだろうか、調べてみることにしよう。