nsMorseTutor

nsMorseTutor

CW の受信練習用に Mac で動作する CW 練習ソフトを探していたところ nsMorseTutor というソフトがあったので早速使ってみた。nsMorseTutor は、nk6z.com のサイト http://www.nk6z.org/ から取得できる。nsMorseTutor を起動すると Start, Stop, Pause, Resume といったボタンの配置されたウィンドウが表示される。
Start ボタンをクリックするといきなり符号が出力されるので、まずは Command+, で Preference パネルを表示して設定する必要がある。Preference パネルには、大きく分けて速度、練習モードそして出力する符号をチェックできる。特に速度の部分で Character WPM と Effective WPM を設定できるのがいい。これは Character WPM は符号の速度、Effective WPM は符号の間隔の速度を設定できる。初心者にはありがたい機能だ。なにせ通常だと符号を聞いて何かなと考えているうちに次の符号が聞こえてきてしまうからボロボロになってしまうのだ。Effective WPM の設定を少し遅めにすることで符号を考える時間ができ取れるようになる。また練習モードでは外部ファイルの読み出しもできるので、コールサインを羅列したファイルを用意しておけば、コールサインの受信練習もできる。
そしてメニューから File -> Export AAC File... を選択することで AAC 型式の音声データとして出力ができる。なかなかよくできたソフトだ。しかし、 http://www.nk6z.org/ サイトから取得できる nsMorseTutor は、nsMorseTutor1.2.dmg とあるが、About ウィンドウを開くと 1.1 のままである。おそらくリソースの修正を忘れたのだろう。まぁご愛嬌である。
しかし、Macアマチュア無線用のソフトの少なさには悲しくなってくる。元々ユーザが少ないので仕方ないといえばそれまでなのだが...