PicoKeyer-Plus

PicoKeyer-Plus

PicoKeyer-Plus を作成した。PicoKeyer-Plus は、 N0XAS さんが http://www.hamgadgets.com/ で販売しているシンプル、コンパクトかつ多彩な機能を持ったメモリキーヤー。二年近く前の id:macdeham:20070806 で作成した一世代前の PicoKeyer は、普段の移動運用で GM701 とペアにして FT-817ND に接続して大活躍している。PicoKeyer のオリジナルにはない、キー出力に連動した LED を付けているににもかかわらず、購入時に附属していた CR3032 は一度も交換していない。消費電流はかなり低くまさに別名 EcoKeyer と呼べる。さてこの PicoKeyer-Plus は一年半ほど前に登場して id:macdeham:20071021 で紹介していた。しばらくして一台目の PicoKeyer はディスコンとなり PicoKeyer-Plus となった。過日この PicoKeyer-Plus を入手していたのだが週末雨で時間が取れたため作成してみた。PicoKeyer と PicoKeyer-Plus の一番の違いは、VR が外付けではなくオンボードになったことだ。またスイッチも縦型になり VR と同じ面に配置されケージングを意識しているようだ。回路は基本的には変っておらず、端子の出力まわりに変化があるだけだ。PicoKeyer-Plus が登場した時から専用のプラケースがあり、このケースにマッチするように作られたようだ。しかしこの専用ケースは穴開けは御自分で、ということらしい。なので、発注しなかった。さて前回同様にあっという間に出来上った PicoKeyer-Plus をケースに入れようと思い手元の余ったケースをみたところ、PicoKeyer を入れている 70x45x20 のクリアケースではちょっと長辺が長すぎて VR と SW がケースからとび出てくれない。以前にバランを作ろうとして買ってあったタカチ電機工業の 55x40x20 の SW-55 がサイズピッタリだったので位置を測って穴開けをして入れてみた。穴を開ける際に電池が基板からハミ出る事を考慮してセンターより若干ずらして開けるのがコツだ。しかし、この小さいケースにはいくつもの落とし穴があった。まずオンボード VR は足が高くケースのフタができないので、VR の両側の支え部分を折り曲げて 3 つの端子をヤスリでけずって基板に付け直して高さを下げた。これでケースの高さはクリア。次にパドル端子とキー端子の穴を 2 つ、VR と SW の穴を 2 つ上げて入れようとしたのだが基板のサイズがピッタリなので入るわけがない。しかたがないので端子側をケースのふちまで穴を延して基板を入れられるようにした。キー端子側はコネクタで見えないしいいかと。さてこれでフタができるかと思いきや、フタのフチのでっぱりがキー端子と1mm程度干渉かつ VR の部分は大幅に干渉しているので、ヤスリで削り落してやっとフタができた。最後にお約束のキーイング LED を取りつけて完成。PicoKeyer と PicoKeyer-Plus では、出力の JP1 にある Keying 端子が Logic の Signal out から Keying (60V / 200mA Max) に変更されているのでそのまま利用できないため、従来の logic の Signal out 部分からジャンパして LED に接続した。初代と比べるとケースは一回り小さくなったのでさらにコンパクトに見えていい感じだ。さらに OlKey-F88 を並べてみるとその小ささがよくわかる。この GW の運用で使ってみることにしよう。