CQ Parrot 製作

CQ Parrot

CQ Parrot (CQオウム) を製作した。ハムフェアのブースで売っていたストレートキーやバグキーで使う2チャンネルメモリキーヤーだ。自分が打ったとおりにメモリーされるおもしろい機能を持っている。使い方をブースにいたOMにデモしてもらいながら教わり気に入ってしまい即購入した。基板サイズが 49mmx49mm と小さな正方形で部品点数も少なくコンパクトだ。電源が 4.5-5.5V なので電池3本で動作する。電源でいつも思うことは Picokeyer はボタン電池1つのみで動作するのでとてもコンパクトにまとまっており、折角の小型キーヤーなら電源も考慮して設計してもらえたらよかったと思う。製作はいたって簡単。macdeham の Web サイトに製作記事を書こうと思っていたが、あまりにも点数が少ないので下記に製作順の写真を載せておく。抵抗、コンデンサトランジスタ、LED、ソケットやスイッチ類をはんだづけしてあっという間に完成。電池を入れて一発で動作した。移動で使うことは考えてないので、手元にあったレギュレータ TA48M05F を使い安定化電源から電源供給することにする予定。
この CQ Parrot で残念な点が2つある。1つは、メモリが1チャンネル分しか保持されないという点。2チャンネルあるなら2チャンネル分保持してほしかった。おそらく EEPROM のメモリ容量の関係で確保できなかったのだろう。少し残念だ。もう1つは、接続したキーを打っている時の透過モード時にメモリ再生できないという点。これは、運用パターンとして、チャンネルキーを押してメモリで CQ を送出。キーを打ち交信。再びメモリで CQ を送出しようとした時、STOP キーを押して待機モードにしてからでないとチャンネルキーを押せないという仕様。黄色のLEDが点灯中はメモリ送出できない。せっかくのメモリキーヤーなのに操作性が半減してしまっていると思う。これも EEPROM のメモリ容量の制限なのだろうか。少し残念だ。
しかし、おもしろいキーヤーであることは間違いない。早速ストレートキーで打ったグダグダのCQを登録して電波を出してみたが、食い付きはゼロだった。残念。
部品一式、点数は少ない
まずは背の低い抵抗を5つつける
コンデンサを4つつける。コンデンサを先に付けてもいい。
トランジスタは定番の 2SC1815。できるだけ背を低くするように足が折れない程度に押し込む
IC ソケットをつける
赤、黄、緑の LED を列べてつける
タクトスイッチをつける。REC、STOP、CH1、CH2、KEY 用。CH1、CH2は手持ちの長いタイプに変更した。KEY は青に変更してみた
Key In/Out ジャックをつける
ブザーと電源をつける。ブサーはケースに合せるのでひとまず外出しにした
完成。パワーONで赤黄緑と順に LED が点滅
5V/0.5Aレギュレータを基板上の空きエリアに付ける予定