Elecraft KX1 製作 / Alignment and Test - Part III / Final Assembly

Elecraft KX1

Elecraft KX1 の Part III で送信部の調整をした。eneloop 10 本を接続して R4 を反時計回りに目一杯回して最小にしアンテナを接続。まずは電源電圧を測定し 12.5V を確認してから、今一度 Part II で行った受信部のトリマコンデンサを回して受信ゲインが最大になるように調整する。一旦電源 OFF して通過型パワー計の先のアンテナをダミーロードに替える。パドルを接続し R4 を時計回りに目一杯回して最大にして電源 ON して送信出力の確認。エネループで測ってみると 20m(12.5V)=2.5W, 40m(12.5V)=2.0W でマニュアルに記載されている値より低い値だ。eneloop で送信すると送信中の電圧が 11V 台に落ちるので影響があるかもしれない。そこで安定化電源の 13.8V に切り替えて測ってみた。気になる結果はつぎのとおり。

供給電圧 40m 20m
12.5V/エネループ 2.0W 2.5W
13.8V/安定化電源 2.6W 3.0W

マニュアル記載では 3W-4W が出るはずなのだが、いづれのバンドとものきなみ低い。送信出力が低い場合の対策は L2 の巻きを調整するようだが KXB3080 を付けると外してしまうのでひとまず放置。最後にパドル操作で表示部に LED が点くことを確認してこのパートおしまい。
続いて Final Assembly 最後のパートだ。まずボトムケースの底にゴム足を3つ付ける。シリアル番号のシールはトップケースの内側側面に貼る。Web サイトを見ると、シールの貼る位置を VFO ノブの下の空間やケース側面に貼ったりする OM がいて、貼る位置によって自分の KX1 の個性を見せることができるところかもしれない。そして電池ケースからのコネクタを PCB のジャックに挿してケースを合せてみる。ピッタリと合った。最後にギザギザノブ付きネジでケースを閉じておしまい。形になった。最終チェックとして、電源、アンテナ、イヤホンを接続し、40m をワッチしてみると休日だけあっていくつかの信号が聴こえてくる。K3 と比べるとちょっとだけ感度が落ちる感じがするが概ねいい感じだ。KX1 がノーマル状態でひとまず完成した。