OIKey-F88 二台目製作

OIKey-F88

4チャンネル・メモリ・キーヤー OIKey-F88 の二台目を製作した。CQ誌2008年6月号に載った PIC キーヤー OIKey-F88 は、以前 id:macdeham:20080616 で付録基板を使用して製作していたのだが、今回はユニバーサル基板を使って製作してみた。パーツは、PIC に書く装置を持っていないので秋月電子通商にてパーツ込みのセットを購入した。PIC に貼ってあるシールは以前は緑だったが今回のシールは黄色になっていた。書き込まれているバージョンが違うのだろうか。まずは約47mmx70mmのユニバーサル基板上に部品の配置を考え、といっても基本パーツはほんの十数点しかないので考えるまでもなく配置できた。メモリ用スイッチは以前 id:macdeham:20090517 に IC-7400 の外部キーパッド製作で使ったスイッチと同じオムロンのタクトスイッチを使った。これは千石電商で売っているものだ。電源に使われている赤く大きなLEDは嫌いなので、やめて小さな緑色に変更。電源用 DC コネクタは FT-817 と同じ極性統一#2に変更、これにより安定化電源から伸びているDCケーブルをそのまま挿すことができる。モニタブザーもパーツセットに入っているブザーはシールをしたままでもかなりうるさいので、秋月か千石のどちらかで売っていた小形のスピーカ OSC 8Ω 0.1W 0921 に変更した。これはPICのRB0に接続。さらにキーイングとキーヤー応答の出力モニタ用に高輝度の青色LEDを PIC の RB1 に追加接続した。この青色LEDモニタはわたしの作っているキーヤー全てに追加して付けているものだ。またこのスピーカーをON/OFF できるようにスイッチを追加した。これはメモリ1押したままの起動で ON/OFF をトグルできるのだがいちいちやるのが面倒なのと、モニタ LED を RB1 に使ったのでスピーカOFF時に操作をLEDで確認できるためだ。製作だがまずは基板に VR 用の穴を開けたあと、セオリー通りにパーツを基板にハンダ付けしていく。タクトスイッチまで取り付けて最後にパドル入力とキー出力を取り付けて完成。006P を接続すると一発で動作した。続いてケース加工。DC用、キー、パドル、VR、SW用の丸穴を開けてヤスリで調整したあと最後にタクトスイッチ用の四角の穴を開けた。前回IC-7400外部キーパッドの時も難儀したがこれがいちばん面倒な作業だった。結果、あいかわらずガタガタな仕上がりになったが、自分しか使わないしキーヤーとして機能には問題無いのでヨシとした。手元にあるキーヤーを並べてみたが、サイズの大きい順にOIKey-F88オリジナル、今回のOIKey-F88クリアケース入り、PicoKeyerクリアケース入り、PicoKeyer-Plusケース入りの順となった。